浮世絵タロット UKIYOE TAROT
イロモノ感はありますが意外といい
タロットはベーシックなものからアレンジを加えたものまで、広がりはとどまるところを知りません。そうであっても、ジャンル分けはできます。
大きなくくりで、西洋風、東洋風とありますが、東洋風はややキテレツ・イロモノ感をいなめないものが少なくありません。それは当たり前ですね。だって、もともと、タロットの成り立ちから考えると避けることはできません。
そのなかでも、もう占術の道具とは言い難いものも当然あります。
「え、これどうするの?」
という雰囲気を醸し出しているものなどはそうですが、こちらの浮世絵タロットは意外といいです。
何がイイかと言いますと、わかりやすいこと、そして、背面の絵柄が美しいことがあると思われます。
この画像でいうと、登場人物に表情もありますよね。だからわかりやすい。
浮世絵の世代の方が、タロットを知っていたかというと決してそうではないと思いますが、なかなか良いケミストリーを生み出しているといえましょう。
こちらも一度廃版になり、高値をうろうろしていましたが、再版されたようです。手ごろな価格で入手することができるみたいです。興味のある方は手にしてもまあ落胆はしないと思われます。
◆UKIYOE TAROT 浮世絵タロット
(1982年、US Games社)
絵札サイズ 約12 × 6.5 cm
大アルカナ Ⅷ 正義
小アルカナ 数札
勝手に格付け (☆☆☆★★)