ゆるふわ系やさしい雰囲気のタロットカード
もっとも基本と言われている、ウェイト版をペンシルタッチで着色しており、今でいうところの「ゆるふわ」になっているデッキです。もちろん絵の構図はパメラ・コールマン・スミスにしっかり準じており、それをマリー・ハンソン ロバーツが再着色したという位置づけです。

これは、ステイシーことわたしのお気に入りですねー。
お気に入りの理由の一つは、実占がやりやすいことがまず挙げられます。もうみたまんま。まだタロットを手にしてあまり時間のたっていない方はこれから始められると良いかと思うくらいやりやすい。
やりやすいということは、占いされる側に対しての訴求力も高いということがあります。
読みやすいので、わかりやすい。
占いというと、秘儀のように、わかりづらくしていくのもひとつの道でありましょうが、入門はわかりやすくないといけません。敷居が高いものは希少種になり滅びていく可能性も否めない。
人間が織りなす集団もみなそうですね。敷居が高いとどうしても人が集いにくくなり、その集団本体の魅力が強く発信されていたり、また、敷居の高さが逆にひとを惹きつけない限り、衰退していくものです。
すでにその集団に所属している方からすると既得権や過去に自分自身が提供した努力を下回るひとをウェルカムできないという気持ちも十分理解できるのですけれどね。
ふふふ。話はそれました。決して、もともとのウェイト版がかたくなであり、ひとを拒んでいるということではなく、このユニバーサルデッキの「ゆるふわ」ウェルカム度をお伝えしたかったのです。
そして、お気に入りの理由もうひとつは、わかりやすいので、おだやかな気持ちになれることです。それは大きいですよ(笑)占いしなくても、カードを眺めているだけで、まるで上質な映画を観ているかのようにおだやかな気持ちになれるのです。
初めてオトナが手にするタロットとしてはまちがいなくおすすめできるデッキです。
◆Universal Waite TAROT DECK ユニバーサル ウェイト タロットデッキ
(1992年、US GAMES社)
絵札サイズ 12×7cm
大アルカナ Ⅷ 力
小アルカナ 絵札
勝手に格付け (☆☆☆☆★)
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