わかりやすいけどビミョー感漂う
過去にもタロットカード博物館というブログをやっていて、こちらにすべてつつがなく移行する予定、いやしたはずだったのに、ある日みたらすべてデータが消えていました。
傷心です。
しかし、心機一転頑張ると決めたので、古いもので目に付くものからご紹介をしていっています。今日は2002年に発売されているデッキです。もう15年も前なのですね。
こちらのシャーマンカセリは、シャーマンという呪術的な意味合いではなく、シャーマンさんという方がコンテンツを書いている関係で、シャーマンと銘しています。
ウェイト版に準拠している78枚フルデッキです。ミニブックレットが付属しており、絵柄入り解説なのでとても分かりやすいです。
しかし、絵柄にムラがあります。失礼な言い方をすれば、やっつけ仕事感が否めません。
「ハイハイ、さささっと描いたよ～」
という雰囲気。構図もオリジナルのウェイト版からすると、やや細部が異なるものもあり、気になる方はひっかかってしまうかな。
そして、登場人物のお顔もなぜかちょっと古臭い、そして表情も微妙という趣もあるので、相性が悪いとお感じになったら、また手に取りたいとは思わないかもしれないですねー。
背面は紫+ショッキングピンクのまぜまぜしている色なので見栄えはいいです。実占には見栄え良く使えると思います。
紙質は例にもれずペラペラです。コーティングは上手になされているので、そこそこ使えるかとは思います。
ステイシーは「悪くないな」という第一印象だったのですが、あまり人気がないところをみると、相性の良さを感じられない方のほうがマジョリティということだと思われます。総じて、眺めている分には楽しいタロットと位置づけできましょう。
◆シャーマン カセリ タロット Sharman-Caselli TAROT DECK
（2002年、Connections社）
絵札サイズ 12×7cm
大アルカナ Ⅷ 力
小アルカナ 絵札
勝手に格付け （☆☆★★★）
