THE CHINESE TAROT DECK チャイニーズ・タロット
タロットを「投資」とみる方もいるんですよね。ええ。ステイシーもたまに(笑)。
明らかに人気が出るだろうデッキ、限定数のあるデッキ。
この手のデッキをいち早く入手し、温存しておき、絶版になったころに、市場にリリースするのです(笑)。
需給関係をよくみたうまいやり方ですね。
このチャイニーズ・タロットもその需給関係に翻弄されたデッキです。

1992年にUS GAMES 社より発売され、絶版となりました。
国内では魔女の家・BOOKSより
「チャイニーズ・ゴースト・タロット」
という名称でアレクサンドリア木星王先生 監修のもと1994年に発売も、現在絶版。
⇒ 紙質はUS GAMES社製より劣ります。
⇒ 解説は僭越ながら申すと、期待できません。
このカードの固有ため、という内容ではありません。
発売後10年たったあたりから、幻のタロットと噂され、かなりの高額でやりとりがされました。しかし、2012年に再販されたようです。ステイシーはいまだ再販版は入手していませんが、外装箱は変わっているみたいですね。
実は、ステイシー、このチャイニーズ・タロットがメイン愛用デッキであり、1992年版をいまでも手元に置いております。
ただ、このデッキ、好きな人にはすごく愛されるのですが、西洋のタロットに対して、イースト・ミーツ・ウェストのように、中華柄にかなりのアレルギーを示される方も多く、実占向きではないと酷評を受けております。
とは言え、このタロットは結構正直なんですよね。そして、たくましい。そして、美しい。
絵のおどろおどろしさ(笑)からおそろしくも厳しい鑑定結果が出る場合あり。自占では何度涙を流したことかわかりません(笑)。
涙を流しつつも気に入って手離せない理由はなんといっても、西洋人が考えてる東洋的なモノっぽい雰囲気が漂いすぎているということにあります。
ちょっとマガイモノくさいのがたまらなくスキなんです(笑)
たとえば、大アルカナでは
「XⅡ吊られた男」が
「HANGING GHOST(つられてる幽霊)」に
「XX 審判」が 「孔子」などとなっており
もうゴリ押し的なオリエンタル・テイストを出しています。
三国志のある逸話に無理やり由来しているものもありまあ、とにかく楽しいんですょ(笑)
サイズは細身であるので女性でも扱いやすい。
が、調子に乗って使うとカード酔い(笑)することあり。
好き嫌いは見事に分かれるデッキです。
初心者向きではありません。
◆THE CHINESE TAROT DECK チャイニーズ・タロット
(1992年、US GAMES社 2012年再販)
絵札サイズ 11×6cm
大アルカナ Ⅷ 力
小アルカナ 絵札
勝手に格付け (☆☆☆☆★)